scpはsshを使用して、セキュアにファイル転送を行うコマンドです。
セキュアというのは、セキュリティが良い、あるいはセキュリティが高いという意味です。
つまり、scpを使うと安全にファイル転送できますよーってことです。
scpを使うと、ファイルだけでなくディレクトリをまるごと転送することもできます。
ftpだとファイルごとしか転送できなかったり、そもそもセキュアじゃないので危険ですのでファイルのやり取りには是非scpを使って下さい。
コマンド例の前に共通で出てくるオプション部分の説明をします。
username:リモートのsshユーザ名リモートとは接続先のコンピュータのことです。
hostname:接続先(リモートのIP or ホスト名)
ローカルとはscpコマンドを実行しているコンピュータのことです。
それではコマンド例を記載します。"-r"オプションがミソです。
ディレクトリごと受け取る
scp -r username@hostname:srcdir destdir
srcdir:受け取りたいディレクトリ(リモートのディレクトリ)
destdir:受け取ったディレクトリを保存する場所(ローカルのディレクトリ)
ディレクトリごと送る
scp -r srcdir username@hostname:destdir
srcdir:送りたいディレクトリ(ローカルのディレクトリ)
destdir:送ったディレクトリを保存する場所(リモートのディレクトリ)
ファイルをやり取りする場合は、"-r"オプションを外してファイル名を指定して転送できます。
リモートやローカルは普通のパソコンとは限らないので、コンピュータと書きました。
それと、SSHで何処かのサーバに接続してから、更に何処かのサーバにscpでファイル転送しているときなど、何がリモートで何がローカルだか分けわかんなくなる時が僕はありましたので、その時は冷静になって下さい。
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